ZMP、自動運転/AI 技術開発用ロボットカー「RoboCar 1/10X」で「MATLAB/Simulink」へ対応

ZMP、自動運転/AI 技術開発用ロボットカー「RoboCar 1/10X」で「MATLAB/Simulink」へ対応

税別20万円で販売開始、実機とのデータ比較可能に

ZMPは8月25日、「MATLAB/Simulink」へ対応可能とする、自動運転/AI技術開発用ロボットカー「RoboCar 1/10X」のオプション製品「RoboCar 1/10X MATLAB コネクション 2021」の販売を開始すると発表した。価格は20万円(税別)で、同日に受注を始めた。


RoboCar 1/10X

「RoboCar 1/10X」は「NVIDIA Jetson Xavier」開発キットを採用し、ロボット用オープンソースソフトウェア ROS(Robot Operating System)に対応した実車10分の1スケールのロボットカーで、昨年12月の販売開始以来、自動運転・AI 技術の開発や研修・教育用途で自動車/部品メーカー、大学などの研究教育機関に導入されている。

「RoboCar 1/10X MATLAB コネクション 2021」には「MATLAB/Simulink」と「RoboCar 1/10X」を接続するためのライブラリと、経路設計を行うための車両モデルが含まれる。

同製品で「MATLAB/Simulink」プログラムから「RoboCar 1/10X」を制御することで「MATLAB/Simulink」上での経路設計やシミュレーション確認、実機との比較ができる。

例えば、自動駐車や車線変更、障害物回避などの自動走行の研究開発の場合、目標の位置と向きに従い、ハンドル操作がスムーズかつ横Gの少ない最適な経路を算出し、車両2輪モデルを用いて「MATLAB/Simulink」により操舵角の推定を行う。この操舵角に基づき「MATLAB/Simulink」上でのシミュレーションを行えるため、計画した経路とシミュレーション結果との比較や、その差異に基づく経路制御が可能となる。

同じ「MATLAB/Simulink」プログラムにより「RoboCar 1/10X」の実機の動作が可能なため、ZMPはシミュレーションおよび実環境でのセンサーデータを用いた実験を効率的なものとすることができるとみている。

(画像はプレスリリースより引用)
(ロジビズ・オンライン編集部)

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