丸紅は12月11日、米国で自動運転技術開発および自動運転配送サービスの事業化を推進するスタートアップ企業「udelv」（ユデルフ）に出資したと発表した。
物流分野におけるラストワンマイルの効率化、自動運転社会に向けた商用車フリートマネジメント事業などといった新たなモビリティーサービスの提供へ積極的に取り組んでいく考え。
ユ社は2016年にカリフォルニア州で設立。18年1月よりラストワンマイルの自動運転配送サービスで公道実証実験を開始し、これまでサンフランシスコ湾岸地域の公道で提携小売店向けに1000回以上の同サービスを実施している。
今後も自動運転車両の改良を重ね、カリフォルニア州のほかオクラホマ州やテキサス州にもサービスエリアを拡大していく予定。このうちテキサス州では丸紅グループ企業と自動車アフターマーケット向け部品卸販売事業の実証実験も計画している。
（鳥羽俊一）
