JA全農、大手青果物流通のファーマインドと資本・業務提携で合意

JA全農、大手青果物流通のファーマインドと資本・業務提携で合意

物流拠点の相互利用など検討、効率化促進目指す

JA全農は8月27日、青果物流通大手のファーマインド(東京都千代田区神田和泉町)と資本・業務提携すると発表した。資本提携の額や出資比率は明らかにしていない。

全農グループは、消費者への青果物の安定供給と生産者所得の確保のため、卸売市場販売や実需者への直接販売等、多様な国産青果物の販売を展開。園芸施設の効率的な運営や生産者の労力軽減に向け、広域集出荷施設などの産地側施設と物流加工機能を備えた消費地側直販施設の整備を進めてきた。

2024年4月にはトラックドライバーの時間外労働規制の強化が予定されていることなどから、産地から消費地までの物流効率化を加速させることが国産青果物流通の喫緊の課題になっている。

全農グループとファーマインドグループは、双方が保有する青果物の物流インフラを活用し、以下の提携項目に着手。国産青果物の物流効率化と安定販売を実現し、産地の生産振興と生産者所得の確保を図る。

1.国産青果物の産地物流および消費地物流における共同配送
2.産地および消費地の物流拠点の相互利用
3.国産青果物輸出における共同物流
4.国産青果物の安定販売による生産振興の取り組み

(ロジビズ・オンライン編集部)

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