研究員3人を派遣、データ活用など実現目指す
アスクルは8月30日、東京大大学院工学系研究科の田中謙司准教授の研究室と「金融工学を応用したEC物流の全体最適化手法」に関する共同研究を開始したと発表した。
同研究室はデータを⽤いた需要予測法やシミュレーション法の開発などを手掛けている。アスクルの研究員3人を同研究室に派遣し、金融工学の知見を生かしながら「物流の最適化」「サステナブル視点での物流進化」「データ活用による物流サービスの価値向上」の実現を目指す。
※以下、プレスリリースより引用(一部、編集部で修正)
研究の概要
1.研究題目:金融工学を応用したEC論・実証分析が飛躍的に進歩し、リスクとリターンを管理するための洗練された工学的手法が提案されていることを踏まえ、それらを EC 物流に応用して全体最適化モデルを実現する。
3.研究内容:現代ポートフォリオ理論やゲーム理論など金融工学を組合せ、物流課題の全体最適化に応用する。
4.期間:2021年5月21日~2022年5月20日
田中准教授のコメント
「今後のEC物流においては、全体最適化、脱炭素などサステナブル視点で進化したエシカル物流や、デジタル技術を活用し、従来の物流を超える付加価値サービスが非常に重要な役割を担っていきます。不確実性が増した21世紀において金融工学をはじめとするリスクマネジメント手法の新たな可能性を活用し、アスクルとともに新しいEC物流の在り方を探索していきます」
(画像はプレスリリースより引用)
(ロジビズ・オンライン編集部)