事故を体感可能に、遠方の社員の負担軽減も
ニチレイロジグループ本社は8月31日、物流現場の安全品質研修にVR(仮想現実)を導入したと発表した。
従来の実地研修は特定の研修施設内(安全品質研修センター)に設置している冷蔵倉庫内を模したコースで実施しており、遠方在勤社員にとっては受講の負担が大きかった。ルールやマニュアルから逸脱した行動が引き起こす事故がどのようなものか体感してもらうのも困難だった。
VR技術を活用したツールの導入により、安全品質研修センターに足を運ばなくても適切な作業手順を効率的に学習できるようになったほか、作業時の不安全行動による事故を体感することが可能となった。同社は安全意識のさらなる向上につながると期待している。
VR体感の様子
ゴーグルから見える画像イメージ(いずれもニチレイロジグループ本社プレスリリースより引用)
(藤原秀行)