上組、水素エンジンの研究・開発など手掛けるi Laboに出資

上組、水素エンジンの研究・開発など手掛けるi Laboに出資

物流領域で脱炭素の取り組み拡大図る

上組は3月31日、水素エンジンの研究・開発などを手掛けるi Labo(アイラボ、東京都中央区銀座)に出資したと発表した。具体的な出資の額や比率は開示していない。

i Laboは重量トラックや非常用発電機など高出力を必要とするディーゼルエンジンの水素エンジンコンバージョン(進化適応)を展開している。

 
 

世界的に水素社会の実現に向けて、技術開発・実用化・商用化の制度が整えられてきており、日本でも2024年に水素社会推進法が成立したことなどを受け、多くの事業者が水素関連の特許の申請や運用試験などを行っている。

i Labo社も24年、羽田空港と近郊テーマパーク間で水素エンジン搭載中型車両(車両総重量8t)による貨物配送実証事業を実施した。

上組はi Laboとの結び付きを強め、物流領域での水素を活用した脱炭素の取り組み拡大につなげていきたい考え。

(藤原秀行)

 

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