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大成建設と名港海運、寸法の異なる荷物の出荷作業自動化システムを開発

大成建設と名港海運、寸法の異なる荷物の出荷作業自動化システムを開発

名古屋市のセンターに導入済み、低コストや省スペース実現

大成建設は9月2日、名港海運と共同で、工場や物流施設において寸法の異なる荷物の荷揃えや搬送など出荷作業を自動化する多品種荷姿搬送システムを開発したと発表した。

同システムは、フリーローラー下に配置された駆動モーター付搬送台車1台だけで寸法の異なる荷物を個々につかんで自動搬送を行えるため、搬送設備の低コスト化を図ることが可能。荷物寸法に応じて、荷物間のクリアランスを最小限にまで詰められることから、省スペース化も実現できるという。

工場や物流施設から荷物を出荷する際、従来はトラック積載前に車両の大きさや荷物の積込方向に合わせ、フォークリフトを用いて荷物を集めて搬送準備を行う荷揃え作業を実施しているのが一般的。


フォークリフトによる荷揃え作業

しかし、生産労働人口の減少や高齢化が社会問題とされる中、物流業界でも人手不足が深刻な課題となっており、近年、工場では荷揃え作業を自動化する搬送設備の導入が進んできた。

荷物を自動搬送する場合、通常は駆動モーター付コンベヤを必要台数並べて対応してきたが、この方式では寸法の異なる荷物があると、それぞれの寸法に合わせたコンベヤが必要となるため搬送設備のコストが高くなってしまうのが課題だった。また、設備コストを抑制するため、最大寸法荷物の幅や全長に合わせてコンベヤを製作すると、荷物間のクリアランスや余分なコンベヤによる無駄なスペースが生じるのもネックとなっていた。


従来技術による自動化例(コンベヤ方式)

両社は課題解決のため、従来のように荷物寸法ごとに搬送ラインを設置して運用するのではなく、搬送車両の大きさに合わせてどのラインからでも寸法の異なる荷物の出荷作業を自動化。搬送設備もこれまでよりも低コストかつ省スペースで実現可能な多品種荷姿搬送システムを生み出した。


今回の開発品による自動化例(多品種荷姿搬送システム)

※以下、プレスリリースより引用(一部、編集部で修正)

同システムの特徴は以下の通り。

(1)駆動モーター付搬送台車の導入により、低コスト化を実現
フリーローラー下に配置された駆動モーター付搬送台車が荷物の寸法に合わせて荷物をつかみ、フリーローラー上を転がしながら搬送する仕組み。駆動モーター付搬送台車1台で各搬送ラインの出荷作業を行えるため、従来のコンベヤ方式に比べて導入費用を約50%削減(重量2.5tonの荷物を最大12個荷揃えする場合)する低コスト化を実現。

(2)搬送台車の自動制御により、省スペース化が可能
搬送台車の自動制御により荷物間のクリアランスを最小限まで詰められる上、従来のコンベヤ方式よりも荷揃え場所の省スペース化が可能。


同システムの仕組み(荷物を搬送台車がつかんでフリーローラー上を転がす)

同システムは、名港海運が名古屋市内に構えている「西二区物流センター(南)」に導入済み。今後、同社は施設内の搬送システム省人化・自動化を実現する技術の一つとして、寸法の異なる荷物を扱う工場・物流施設へ提案していく方針。


駆動モーター付搬送台車

導入事例(名港海運西二区物流センター(南))

(画像はプレスリリースより引用)
(ロジビズ・オンライン編集部)

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