伝送が最大40ミリメートル、従来の2・6倍に
ワイヤレス充電システムを手掛けるビー・アンド・プラス(埼玉県小川町)は9月19日、AGV(無人搬送ロボット)メーカーでオプション採用が進んでいる1キロワットのワイヤレス充電システムに関し、新たに「長距離給電タイプ」を追加したと発表した。
従来製品と比べて約2・6倍の給電可能距離を実現した。
自律走行タイプのAGVや協働ロボットの利用が広がるのに伴い、倉庫や工場などで給電距離がより長いワイヤレス充電システムのニーズが高まっているのに対応する。
新タイプは最大1キロワットでバッテリーを非接触かつ自動的に充電することが可能。従来の標準ヘッドでの伝送距離は15ミリメートルだったのに対し、長距離ヘッドタイプは最大40ミリメートルが可能。
ビー・アンド・プラス製ワイヤレス充電システムの塔載事例(以下、いずれも同社提供)
長距離給電タイプのヘッド形状(長距離ヘッド)
(藤原秀行)