プロロジス、米主要6都市で物流業務の教育訓練プログラム開講

プロロジス、米主要6都市で物流業務の教育訓練プログラム開講

今後2年間で1万人に提供、21年中に9都市追加へ

プロロジスは9月23日、米国で展開している独自の社会貢献活動「コミュニティー・ワークフォース・イニシアティブ」(CWI)に関し、提供対象を同国内の6都市に拡充すると発表した。

物流分野で仕事を探している求職者に教育機会をより多く提供するのが狙い。

CWIはプロロジスが米国で労働力や教育システム転換を推進している非営利組織JFF(Jobs for the Future)と連携。今後2年間でダラス、トレイシー(カリフォルニア州)、ロングビーチ、シカゴ、ラスベガス、アトランタで計1万人に運輸・配送・物流分野の職業訓練を展開。さらに、2021年末までに他の9都市でも教育プログラムを始める。

教育プログラムはオンラインで受講可能。プロロジスは既に、CWIを通じて25年までに2万5000人へトレーニングを提供するとの目標を掲げており、今回の対応拡充もその一環。

米労働統計局によれば、配送・物流領域の雇用は22年に162万人と、新型コロナウイルス感染拡大前の19年比で29%増えると予想。。運輸、物流施設・倉庫および関連業種では31年までにさらに約73万5000人の新規雇用を見込んでいる。プロロジスはこうした実情を踏まえ、求職者が物流領域で活躍できるよう後押ししていく構え。

(藤原秀行)

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