1時間当たり最高350ケース処理のパレタイザーとAGV、倉庫制御システムが連動
Mujinは10月7日、知能ロボットのパレタイザーとAGV(無人搬送ロボット)、WCS(倉庫制御システム)を組み合わせた「MujinRobot特売品積み付けパッケージ」の販売を開始したと発表した。
スーパーやドラッグストア向けの出荷工程で生じる飲料などの特売品や高頻度品の積み付けを短期間で完全自動化し、庫内スタッフが重量物を取り扱わなくても済むようサポートする。
MujinRobotパレタイザーは最高処理能力が1時間当たり350ケース、最大可搬重量は25キログラムで、飲料や酒類のケースといった重量品に対応可能で、複数の商品を積み合わせる混載と、1種類の商品を積み重ねる単載の両方が可能。
AGVは最大可搬重量が800キログラム。長時間稼働の高性能バッテリーを搭載している。WCSも今回のパッケージに合わせて開発しており、簡素な画面操作で簡単に運用できるよう配慮している。
パレットを指定の場所にセットし、入庫情報をWCSに登録すれば自動で搬送、積み付けまでを行う。
10~11月に、同社が東京都江東区辰巳に構えている本社内で小売業・卸売業向けにパッケージのデモを確認できる特別見学会を開催する。
積み付けのイメージ
パッケージ導入前と導入後のイメージ(いずれもMujin提供)
(藤原秀行)