気象庁、今後1週間程度は同程度の強い揺れに警戒呼び掛け
国土交通省が10月8日午前6時半時点の情報として公表したところによると、同7日夜に発生した千葉県北西部を震源とするマグニチュード5・9の強い地震に関し、現状では物流関係のインフラに深刻な被害は確認されていない。
気象庁は今後1週間程度、同程度の強い揺れが起きる地震に注意するよう警戒を呼び掛けている。
国交省などによると、地震発生直後は第三京浜道路や横浜新道、東名高速道路、首都高速道路の一部区間で通行止めとなったものの、既に解除された。他の有料道路や直轄国道、都道府県道なども被災による通行止めは実施されていない。
東北・上越・東海道新幹線も現在は通常通り運行している。ただ、JR京浜東北線や京葉線など首都圏の一部鉄道路線は10月8日朝も運転を見合わせているほか、他の路線でも遅れが出ている。
震度5強を観測した東京都足立区などを走る日暮里舎人ライナーは地震の際、舎人駅~舎人公園駅間の下り列車で緊急停止する際に脱輪が発生、乗客3人が負傷した。
成田空港や羽田空港も滑走路など関係施設に現時点で大きな被害は見られない。港湾や河川も大きな被害は確認されていない。
(藤原秀行)