ヨコレイ、千葉市で自動化注力した収容能力3万トンの冷凍・冷蔵拠点を新設へ

ヨコレイ、千葉市で自動化注力した収容能力3万トンの冷凍・冷蔵拠点を新設へ

フェリー貨物の取り扱いも、23年2月末竣工予定

横浜冷凍(ヨコレイ)は10月8日、千葉市で新たな物流拠点「千葉リサーチパーク物流センター(仮称)」を新設すると発表した。同日、現地で起工式を開催した。

鉄筋コンクリート造の地上3階建て(一部鉄骨造)、延べ床面積は2万5135平方メートル、収容能力は3万475トンをそれぞれ計画。2023年2月末の竣工を見込む。

東関東自動車道の佐倉ICから約6キロメートルに位置し、首都圏に加えて圏央道を経由し北関東や東北地区へアクセスすることが可能。茨城県の大洗港~北海道間のフェリー貨物の取り扱いも見込める。

ヨコレイは既に圏央道沿いで6カ所・計約14万トンの冷蔵倉庫を展開しており、今回の施設を新設することで首都圏から北関東までをカバーする広域物流ネットワークが完成する。


完成イメージ

事務所棟はネット・エネルギー・ゼロに

省人化・省力化に特化した、地球にやさしい最新鋭の次世代型冷蔵倉庫をコンセプトに設定。作業用ロボットを使用したデバンパレタイズシステム(DPS)を導入し、荷降ろし後の貨物の運搬からパレットへの積み上げ、フィルム梱包まで一連の作業を完全に自動化する構想だ。DPS活用で従来の半分以下の人員で作業できるようになり、省人化・省力化を果たせると見込む。

省エネ化の取り組みの一環として、同社最大級の太陽光発電システムと大容量リチウムイオン蓄電池を取り入れ、同社初の「蓄電による冷蔵倉庫の冷却」を行う。また、平常時だけでなく災害などの非常時にも発電したエネルギーで倉庫内の冷却ができるようにする。さらに、社用車には EV(電気自動車)を採用し、太陽光発電システムと蓄電池を連携させた充電ステーションを設置する。

事務所棟は同社初のZEBNet Zero Energy Building=ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)評価取得を目指す。設置する空調機器や照明設備などを省エネ化し、消費電力を従来比50%以上削減するとともに、太陽光発電で50%以上の創エネを実現し、建物のエネルギー消費量の収支を実質的にゼロ以下とすることを目指す。

ヨコレイの吉川俊雄会長は起工式で「当センター建設によって東京の東の入り口を押さえることができた。環境配慮、働き方改革など全て SDGs(国連の持続可能な開発計画)精神にのっとった、CASBEE“A”を取得した福岡アイランドシティ物流センターを環境性能で大きく上回る画期的な冷蔵倉庫となる」と新センターの意義を訴えた。

※施設の概要は以下の通り(プレスリリースより引用、一部編集部で修正)

工期 2021年10月8日~23年2月末
住所 千葉県千葉市若葉区上泉町958番10
構造 鉄筋コンクリート造3階建て 一部鉄骨造
敷地面積 19,748平方メートル(5,974坪)
延べ床面積 25,135平方メートル(7,603坪)
建築面積 8,901平方メートル(2,693坪)
収容能力 30,475トン(F級:27,583トン C&F級:1,870トン C級:1,022トン)
主な設備 デバンパレタイズシステム
省エネ型自然冷媒冷凍機
屋上太陽光発電システム(816.48キロワット)
リチウムイオン蓄電池(480キロボルトアンペア)
EV 自動車充電ステーション
カーゴナビゲーションシステム&電動式移動ラック
竣工 2023年2月予定

(画像はプレスリリースより引用)

(ロジビズ・オンライン編集部)

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