独自技術で読み取り精度を99%まで向上
SBSホールディングス傘下のSBS東芝ロジスティクスは10月14日、画像一括検品システムを開発したと発表した。10月1日に同社南関東支店(川崎市)の物流センター業務で稼働を開始した。
同社の物流センター業務における小物商品の入荷検品作業では、一品ごとにハンディターミナルで商品JANコードをスキャンしているが、作業者の習熟度の違いによるスキャン作業工数のばらつきやスキャン漏れの発生などが課題となっていた。
課題を解決するため、同社は検品トレーに載せた複数商品のバーコードを一括で読み取り検品し、生産性を2倍に向上させる画像一括検品システムの開発にこぎ着けた。今後は同社の他の拠点へ順次拡大していく予定。
新システムはバーコードの読み取り率を向上させるために独自開発した検品台(特許出願済)が特徴。検品時のバーコード撮影の際、熱収縮フィルムで包装された商品などではハレーションが発生し、バーコードが読めない商品が散在していた。そこで、検品台上のトレーに動的な傾斜を加えることでハレーションによる読み取り不良を削減、読み取り精度を99%まで向上させることに成功した。
(画像はプレスリリースより引用)
(ロジビズ・オンライン編集部)