10・5万平方メートル、23年5月竣工見込む
ESRは11月2日、埼玉県加須市下樋遣川で新たなマルチテナント型物流施設「ESR加須ディストリビューションセンター2」を開発すると発表した。
耐震構造で地上4階建て、延べ床面積は10万5315平方メートルを計画。総投資額は約210億円を想定しており、2022年3月着工、23年5月竣工の予定。
埼玉県内では6件目となり、17年1月に完成した「レッドウッド加須ディストリビューションセンター」から約6キロメートルに位置している。
東北自動車道の加須ICから約2・5キロメートル、圏央道と交差する久喜白岡JCTまで約13キロメートル。首都圏広域をカバーできる立地。東武伊勢崎線の加須駅まで5・6キロメートル、加須市コミュニティバスの本樋遣バス停から徒歩10分。人口密集地に近接し、労働力確保の面でも強みを持つ。
スロープで3階まで直接乗り入れが可能で、1階は建物両面、3階は中央車路を挟んで両側にトラックバースを設置。バースには最大108台が接車できる。
倉庫部分は1~2階、3~4階のメゾネット仕様で、荷物用エレベーターと垂直搬送機を組み合わせ、効率的なオペレーションができる環境を整備する。
全館LED照明や環境配慮型照明システム、断熱性能の高いサンドイッチパネル、ヒートポンプ式空調設備、節水器具など環境負荷低減・省エネルギーに注力する。
「ESR加須ディストリビューションセンター2」の完成イメージ
所在地(いずれもESR提供)
(藤原秀行)