22年下半期めど、廃棄物のスラグ運搬に投入想定
UDトラックスは11月12日、神戸製鋼所の加古川製鉄所(兵庫県加古川市)で、UDトラックスが開発した「レベル4」(特定条件下での完全自動運転)の自動運転技術搭載の大型トラックを用いた自動運搬技術の実証実験を行うと発表した。
UDトラックスは2019年8月、北海道斜里町の「ホクレン中斜里製糖工場」で、日本通運やホクレン農業協同組合連合会と共同で、レベル4自動運転の実証実験を実施。実際の運搬に近い環境を再現するため、国内初となる公道を一部含んだルートで試験走行を行った。
今回は22年下半期をめどに、加古川製鉄所内の水砕スラグと呼ぶ廃棄物(高炉から生成する溶融スラグに圧力水を噴射することで急冷した砂状のスラグ)運搬コースの一部ルートにUDトラックスの大型トラック「クオン」をベースとしたレベル4限定領域の自動運転対応車両1台を投入。実験を行うことを想定している。
19年に北海道斜里町の「ホクレン中斜里製糖工場」で実施した日本初の限られた地域内での「レベル4」自動運転の実証実験
(ロジビズ・オンライン編集部)