東京都とトラック協会、CO2削減効果見極め
東京都と東京都トラック協会は11月13日、貨物車からのCO2排出削減を推進するため、AIを駆使した配送計画最適化の技術を中小貨物運送事業者に導入、効果を検証する実証事業を開始したと発表した。
同事業は、CO2削減に貢献する物流の効率化に向けた取り組みを行い、中小貨物運送事業者への将来的な普及を目指すのが狙い。「東京都貨物輸送評価制度」の評価取得事業者に配送計画最適化ツールとなるアプリを導入し、エネルギー使用量の評価や事業者へのヒアリングなどを実施、導入効果の検証を行う。
両者は「配車計画の本質は『配送先というピースをいかに小さな枠の中に組み込むか』であり、ここにAIを導入することにより、AIが試行錯誤して効率の良い並べ方を自分で見つけることとなる」と説明している。
配送計画の最適化が効率化を実現するイメージ
※以下、プレスリリースより引用(一部、編集部で修正)
導入対象
・食品、オフィス用品などの輸配送を担う貨物運送事業者など
・東京都貨物輸送評価制度の評価取得事業者の中から約20事業所で実証
ツールの概要
クラウド型(AIアルゴリズムにより、日々の配車計画を自動作成)
実証期間
4カ月程度(予定)
配送計画の最適化(イメージ)
(画像はプレスリリースより引用)
(ロジビズ・オンライン編集部)