フードデリバリーのドアダッシュ、異なる店舗からの配送分もまとめて注文可能に

フードデリバリーのドアダッシュ、異なる店舗からの配送分もまとめて注文可能に

ローソンがサービス利用の加盟店として参加

料理宅配を手掛ける米DoorDash(ドアダッシュ)の日本法人ドアダッシュ・テクノロジーズ・ジャパンは11月24日、異なる加盟店2店舗からの配送を1回のオーダーで注文できる新サービス「DoubleDash(ダブルダッシュ)」を12月2日に開始すると発表した。

コンビニ大手のローソンが同サービスを利用する初の加盟店として参加する。このほか、アルコールのデリバリー開始や「DoorDash x Coca-Cola ドリンクコンボメニュー」キャンペーンなどの新たな施策を公表した。

ダブルダッシュは、サービス提供エリア内の店舗での注文時に、別の店舗の商品を追加注文できる。2つの店舗が対象でも、1回分の配送料のみとなるため、利用者の好みにあった組み合わせの自由度が増すのがメリット。最低注文金額の設定がなく、2つの注文を1人のDasher(ダッシャー=配達員)が届けることで、利用者の利便性が大きく向上するとみている。

DoubleDashを使うことで、ランチにオーダーするサラダの注文に加えて、ローソンから「からあげクン」などのフライドフーズやおにぎりを追加したり、夕飯にお寿司を注文したついでにコンビニスイーツを追加したりできると説明。DoubleDashは当初、宮城県内(仙台市と名取市の一部)のローソン15店舗と、近隣のDoorDash加盟店で利用できる。エリアと対象店舗は順次拡大する予定。

ドアダッシュ日本法人代表兼カントリーマネージャーの山本竜馬氏は「DoubleDashは、お客さまにとって1回の配送料でまとめて注文することができるお得な機能というだけでなく、加盟店様にとっても新たな見込み客にアプローチできる方法を提供するものです。このような新たなテクノロジーを日本で展開することで、地域経済の活性化に貢献していきます」とコメントした。

新たな施策では、12月からダブルダッシュ対象のローソンと仙台エリアの一部加盟店でアルコール飲料の取り扱いをスタート。加盟店は平均単価のアップが見込める上、ユーザーにとっても料理と合わせて酒類をオーダーできるので利便性の向上が期待できる。

さらに、日本コカ·コーラとのコラボレーション企画として、対象のレストランで「DoorDash x Coca-Cola ドリンクコンボメニュー」を取り扱う。コカ·コーラ社の製品を含む対象セットメニューの注文で割引を適用する。11月26日〜12月9日の期間限定。

(画像はドアダッシュ・テクノロジーズ・ジャパン提供)
(ロジビズ・オンライン編集部)

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