1時間当たり600ケース以上を処理可能
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東洋製罐グループで物流事業を手掛ける東洋メビウスは12月4日、静岡県富士市の「富士川物流センター」で、新たに開発したケースピッキングロボットが稼働を開始したと発表した。
導入したのはコンベヤーなど搬送用機器を手掛けるホクショー(金沢市)と共同開発した新ハンドを搭載した4軸ロボット。川崎重工業製の3Dビジョンカメラと組み合わせ、従来は手作業だった飲料製品のパレットからのケースピッキングを自動化した。
新開発の2面吸着ハンドを利用し、最大で15キログラムあるラップラウンドケース飲料(段ボールシート上に飲料を所定数量置いてからシートを折り曲げて成型したケース)でも安定的かつ高速で搬送。1時間当たり600ケース以上を処理できるという。
また、1ケース単位で数量や積み付け場所を指定し、パレットからサイズが異なるパレットへの積み付けが可能。操作するのはタッチパネル方式のモバイルタブレットで、ロボットが稼働しているエリアから離れたところから作業を入力したり、稼働状況を確認したりできる。衝突防止センサーなどの安全装置も取り入れている。
導入したケースピッキングロボット
センサーなどの特徴(いずれも東洋メビウスプレスリリースより引用)
(藤原秀行)