専門知識不要で省スペース化と早期立ち上げを実現
オークマは11月2日、工作機械とロボットの装置・システムなどを一括化した次世代ロボットシステム「STANDROID」(スタンドロイド)を開発したと発表した。
ロボットをティーチングレス化することで工作機械と同じ安心・容易に操作できるのが特徴。
5軸制御マシニングセンタ+STANDROID
立形マシニングセンタ+STANDROID
これまで両者は専門技術を有するシステムインテグレーターによって構築された別々の制御システムで作動していたが、必要な装置一式をパッケージ化した「省スペース自動化セル」でスムーズな立ち上げを実現。容易かつ自在性を生かして生産現場での自動化・働き方改革を推進していく。
主なポイントは
- ネットワークケーブルをつなぐだけで接続が完了
- ロボット言語を知らなくても作業者が容易に動作を設定できることから、確認期間を大幅に削減して多品種少量生産へのロボット活用を促進
- 「干渉レス制御」による最短動作の自動作成で省スペース化を導出し、ロボットやストッカーなどの装置一式をパレット約2枚分に極小化
――など。
(鳥羽俊一)
3Dシミュレーションで事前に動作確認
(MU-S600V+STANDROID)
省スペース自動化セルを実現する「干渉レス制御」
可搬式コンパクトストッカ
長時間連続運転用ストッカ
※画像は全てオークマプレスリリースより