作業動線短縮など実施、リードタイム短縮図る
NTTロジスコは12月14日、医療機器物流における関東圏の主要拠点「メディカルディストリビューションセンター東京」(東京都大田区平和島、MDC東京)で提供している医療機器洗浄サービスの内容を2022年5月にリニューアルすると発表した。
洗浄エリアを上層階から1階に移設し、洗浄前後の作業動線を短縮。併せて、洗浄エリア内の装置の配置構成を見直し、洗浄作業の生産性を向上させる。
医療機器メーカーから要望が寄せられていた整形工具の在庫回転率向上(返却品の入荷~洗浄までのリードタイム短縮)と複数の医療機器メーカーへのシェアリング型サービス提供基盤強化を図る。
※以下、プレスリリースより引用(一部、編集部で修正)
医療機器洗浄サービスの概要
(1)洗浄設備等の特徴
整形工具の特徴に合わせ全自動超音波洗浄装置と簡易洗浄装置を使い分けることで、簡易洗浄装置のみと比較し、安定した品質や低コスト、短納期でサービスを提供する。
(2)主な装置
装置名称 | 設置台数 | スペック等 |
---|---|---|
全自動超音波洗浄装置 | 1基 | タクトタイム・・・100バスケット/h 超音波2周波(28khz、75khz) 熱水槽95℃ |
簡易洗浄装置(「用手洗浄※」用) | 4基 | うち1基は超音波付き恒温槽 |
乾温風循環乾燥機 | 3基 | 40℃~120℃ |
※用手洗浄:洗浄剤とブラシ等を使い、人手により汚れを取り除く方法
NTTロジスコの医療機器物流の各種サービスとの連携効果
(1)メディカルライナー(医療機器共同配送サービス)
洗浄サービス単体を利用希望の場合は、メディカルライナーを併せて利用することにより、顧客の物流拠点から集荷日の最短当日中に洗浄済み製品の配送が可能となる。
(2)医療機器物流の業務運営(3PL)
顧客の物流業務(入出荷・保管・洗浄・メンテナンス)を一括してMDC東京で実施することにより、洗浄業務のための拠点間輸送コストを掛けることなく、一気通貫でのサービス提供が可能となる。
(画像はプレスリリースより引用)
(ロジビズ・オンライン編集部)