22年1月スタート、メーカーや小売事業者のEC化もサポート
TriValue(トリバリュー、さいたま市)は12月16日、関東1都6県で展開している家具共同配送サービスを2022年1月8日から中京・関西エリアでも始めると発表した。
同社はTAKADAと伊藤忠テクノソリューションズが合弁で2020年6月に設立したインテリア系大型商品の配送事業者。同サービスは家具メーカーや家具小売事業者へ宅内設置を含めて提供している。
新たに大阪府、奈良県、三重県、和歌山県、滋賀県、愛知県に提供エリアを広げる。各エリアの配送事業者をTriValueのシステムで接続、高品質な家具共同配送サービスを統合されたインタフェースで使えるようにする。
配送登録と同時にユーザーが選択した日や時間帯で配送スケジュールを確定。郵便番号単位で配送可能な日や時間帯を制御し、配送事業者の負担を軽減する仕組み。
中京・関西エリアでの受注は12月16日にスタートした。
大型家具の配送サービスは特化した搬入と組立技術が求められ、人材育成には時間を要するため、各エリアの配送事業者を同社の受注管理システムでつなぎ、1つのネットワークとして提供。家具メーカーや家具小売事業者のEC化もサポートする。
さらに、受注管理システムとTMS(輸配送管理システム)を連動させ、配送事業者の負荷を削減しながら顧客の利便性向上とデータ連携も含めたオペレーションコスト削減を実現する。
(藤原秀行)