アスクルの東日本新拠点、半導体供給不足響き稼働開始が今夏から数カ月遅れる見通し

アスクルの東日本新拠点、半導体供給不足響き稼働開始が今夏から数カ月遅れる見通し

22年中、「中計数値目標に影響なし」と説明

アスクルは12月16日に開示した2022年5月期の第2四半期(21年5~11月)連結決算説明資料で、22年夏の稼働開始を目指して準備を進めてきた新たな物流拠点「ASKUL東京DC(ディストリビューションセンター)」(東京都江戸川区臨海町)に関し、稼働の時期が数カ月程度遅れるとの見通しを明らかにした。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う混乱で半導体の供給が不足しているのが響く。同社は22年中の稼働開始を見込んでおり、「中期経営計画の数値目標に影響はない」と説明している。

東京DCは地上5階建て、延べ床面積は5万6255平方メートル。日本自動車ターミナルが「葛西トラックターミナル」内でアスクル向けBTS型物流施設として開発した物件をアスクルが1棟借りしている。

東日本の最先端フラッグシップセンターと位置付け、高密度保管で在庫商品数を拡大。自動倉庫などのマテハン設備を積極的に導入する計画。


東京DCの外観(アスクル提供)

(藤原秀行)

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