来年1月、ホーチミンの2カ所でオープン
ヤマトホールディングスの特例子会社で、障害のある人たちに雇用の場を提供するパンの製造販売店「スワンベーカリー」を手掛けているスワン(東京)は12月27日、ベトナムに海外初のフランチャイズ店舗を開設すると発表した。現地企業の365トレーディング・ロジスティクスと加盟店契約を締結。2019年1月にホーチミン市内で2店舗がオープンする。
ヤマトグループと365社はこれまでにも、ベトナム国内での「クール宅急便」提供など物流サービスで連携している。365社はグループで経営しているベトナム料理店で貧しい人たちに昼食を無償で提供するなどの社会貢献活動に注力しており、障害者や貧困層へ雇用の機会を持ってもらうため、連携の範囲を広げることにした。スワンは日本の店舗運営などのノウハウを提供する。
スワンは1998年、東京・銀座に1号店を開き、現在は国内で直営4店、加盟店23店を展開している。
(藤原秀行)