輸送・配達コストの大幅上昇受け、EMSは平均約17%
日本郵便は1月18日、国際郵便サービスを安定的に提供できるようにするため、料金の一部を6月1日付で改定すると発表した。
平均の値上げ率はEMS(国際スピード郵便)が約17%、航空扱いとSAL(エコノミー航空便)扱いの小包郵便物がともに約6%、船便扱いの小包郵便物が約28%。重量や宛先によっては最大で2倍程度に達する。
輸送や配達のコストが各国で大幅に上昇しているため、収益確保へ料金を見直す。例えば、北米宛てのEMS郵便物は500グラムまでの場合、現行の2000円から3500円への値上がりとなる。
併せて、EMS郵便物と国際小包の地帯区別を統一、5地帯に変更するほか、細分化していた航空扱いの小包郵便物の重量段階を1キログラム単位に簡略化する。
(藤原秀行)