経営不振続き、事業のポートフォリオ見直し
セブン&アイ・ホールディングスが傘下の百貨店大手、そごう・西武の売却を検討していることが分かった。
百貨店事業は新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあって不振が続いているため、経営資源をコンビニやスーパーに集中、収益の改善を図る狙いがあるとみられる。
セブン&アイは2月1日朝、主要メディアが相次ぎ、そごう・西武売却を報じていることを受け「事業ポートフォリオに関して、そごう・西武の株式売却を含め、あらゆる可能性を排除せずに検討を行っているが、報道の内容については何も決まったものはない」とのコメントを発表した。
セブン&アイは詳細な検討状況を明らかにしていないが、売却先の候補には投資ファンドや事業会社など複数の名前が挙がっているもよう。株式売却で合意した場合、売却額は2000億円規模の巨額になる可能性がある。
セブン&アイは2006年、そごう・西武の前身のミレニアムリテイリングを買収。そごう・西武は東京・池袋や横浜など全国で10店舗を運営しているが、本業のもうけを示す営業損益は21年9~11月が13億円の赤字となるなど、低迷が目立っている。
(藤原秀行)