日本GLP、東京・昭島に開発予定の大規模物流施設「ALFALINK」でデータセンター整備を検討

日本GLP、東京・昭島に開発予定の大規模物流施設「ALFALINK」でデータセンター整備を検討

24年以降、地元社会発展貢献など目指す

日本GLPが東京都昭島市で予定している、先進的な機能を持つ物流施設を同一エリアで複数開発する大規模プロジェクト「ALFALINK(アルファリンク)昭島」に関し、敷地内でデータセンターの建設を検討していることが分かった。

具体的に物流施設やデータセンターを何棟建てるかなど、詳細は未定だが、データセンターは新型コロナウイルスの感染拡大に伴う在宅勤務の増加でクラウドサービスの利用が増えていることなどから、今後も需要の伸びが見込まれると判断。2024年以降に着工することを視野に入れているもようだ。

ALFALINK昭島はプロジェクトとしては全国で4カ所目、東京都内では初となる。23年以降に閉鎖する予定のゴルフ場の跡地約65万平方メートルで24年4月に開発を始め、全体の竣工は28~29年を計画している。

ALFALINK昭島は次世代の流通ネットワークを支える高度な物流施設を中心とした複合施設を構え、昭島市の産業基盤を拡充させるイノベーション拠点を創出する方針を打ち出している。物流施設やデータセンターのほか、研究開発施設など多様な産業施設をそろえることを検討しているとみられ、地元社会の発展に貢献できる拠点としたい考え。

日本GLPは物流施設の開発ノウハウをデータセンターに生かせるとみている。既に昭島市以外でも複数の開発用地を押さえているとみられる。

物流施設デベロッパーでは大和ハウス工業やESRもデータセンター開発に乗り出している。

(藤原秀行)

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