川崎重工、物流分野向けに混載対応の荷降ろしロボット発売

川崎重工、物流分野向けに混載対応の荷降ろしロボット発売

AGV組み合わせ、1時間に最大600個の取り扱い可能

川崎重工業は2月24日、物流分野で人に代わって荷降ろしを行うデバンニングロボット「Vambo(バンボ)」を3月1日に発売すると発表した。

同社製中型汎用ロボット「RS080N」に無人搬送車(AGV)を組み合わせたパッケージ商品。コンテナ内に自動で進入し、大小さまざまな重量物(ケース)を荷降ろしする。

一般的なコンテナには、1台当たり1000個以上のケースが積まれており、従来は人手で搬出していた。Vamboは新開発の3次元AIビジョンシステムとケース取り出しハンドにより、1時間に最大600個の荷降ろしが可能。

3月9日~12日に東京・有明の東京ビッグサイトで開催される「国際ロボット展(iREX2022)」に出展する予定。

※以下、プレスリリースより引用

「Vambo」の特長

コンパクトさと高い可搬質量を両立
30㎏のケースの搬送が可能で、人による重量物搬送が不要になる。

自走のため設置工事が不要
既設センターにも導入が容易で、使用しない場合には容易に撤去可能。

新開発の3次元AIビジョンシステム・ケース取出しハンド
同社独自の認識アルゴリズムを搭載した高速・高精度3次元ビジョンシステム「K-VStereo」にAI機能を付加することにより、側面からケースを認識し、大きさ・位置ずれ・傾きを即座に自動認識し、さまざまな寸法のケースが混在する混載荷降ろしに対応。さらに、独自開発のケース取り出しハンドにより、直置きや寸法違いのケースの複数同時取り出しなどあらゆる条件で荷降ろしが可能。

「Vambo」の主要諸元

商品名 Vambo デバンニングロボット
本体寸法 3,590mm (L) x 973mm (W) x 2,374mm (H)
※車載コンベア含まず
最大走行速度 3.6km/時
最大処理能力 600個/時
対応ケース寸法 最大:650mm (L) x 600mm (W) x 550mm (H)
最小:250mm (L) x 280mm (W) x 130mm (H)
最大可搬質量 30 kg
ビジョンシステム K-VStereo + 3次元カメラ

(画像はプレスリリースより引用)
(ロジビズ・オンライン編集部)

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