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クックパッド、一般流通しない食材扱う「産直アウトレット」を開始

クックパッド、一般流通しない食材扱う「産直アウトレット」を開始

食品ロス削減に貢献、格安で販売

クックパッドは3月9日、生鮮食品EC「クックパッドマート」で、諸事情により一般に販売されない食材を独自の流通網で安く消費者に届ける新たなプロジェクト「産直アウトレット」を開始したと発表した。

消費者庁の発表によると、日本の食品ロス量は年間600万トン。毎日大型(10トン)トラック約1640台分が廃棄されている。年間600万トンのうち276万トン(46%)は家庭系、324万トン(54%)は事業系とされ、生活者が家庭でできる食品ロス削減の取り組みだけでなく、事業者側での食品ロス削減の施策が不可欠となっている。

一方で、規格外のサイズやキズ等で値段が付きにくい食材や、「1回の収穫・漁獲量が一定の出荷量に満たない」「鮮度が落ちやすい」などの事情で既存の流通・販売網での販売が難しい食材は、事業者側で廃棄されており、現在多くの自治体や生産者団体、企業が「規格外野菜」や「未利用魚」などの活用に取り組んでいる。

クックパッドマートは独自の流通網を持ち、新鮮な食材を新鮮なうちに、生産者や市場の仲卸から直接生活者に届けることが可能。この仕組みを活用し、食品ロスの危機にある食材を生活者に低価格で届けることができると考え、新プロジェクトに踏み切った。

今後は年間を通じて、既存流通網で出回らない新鮮な食材や、天候不順や飲食店の休業、休校による学校給食の中止など何らかの事情により余剰在庫となった食材などを低価格で販売、生産者の支援、食品ロスの削減につなげていく方針。販売開始時期・内容の詳細は、クックパッドマートアプリやLINE、SNSなどで随時発表する。

※以下、プレスリリースより引用(一部、編集部で修正)
消費者のメリット
・新鮮な食材を格安で手に入れることができる
・一品から送料無料で、少量でも手に入れられる
・生活導線上の生鮮宅配ボックス「マートステーション」や駅改札などを使い、都合の良いタイミングで受け取ることができる
・飲食店で使われる食材を自宅で楽しめる
・食品ロス削減に貢献できる

生産者、仲卸など出店者のメリット
・飲食店の注文減少や収穫・漁獲過多などで在庫を抱えていた食材を廃棄せずに済む
・イベント中止や天候不順などにより出荷が滞った食材の販路をスピーディーに確保できる
・オーダー数や配送希望日に応じて出荷調整ができる
・生活者が手にしやすいサイズで流通させられるため、多様なニーズに応えられる
・飲食店の注文減少などで落ち込んでいた売上を補填できる

先行事例:貝専門卸「魚壱」12時間で600kg以上の牡蠣が完売
2019年4月よりクックパッドマートでの販売を開始した、貝専門卸「魚壱」は、クックパッドマートに出店するまで、有名オイスターバーや居酒屋、レストランなど、飲食店に牡蠣やムール貝をはじめとした貝類を卸しており、生活者向けの販売を行ってはいなかった。そしてコロナ禍により飲食店の営業が制限され、外食向けに出回る予定だった商品が在庫過多となってしまっていた。

そうした状況を受け、クックパッドマートでは21年11月以降「お家で牡蠣小屋特集」「お家でオイスターバー特集」など、ユーザーに向けて、牡蠣の剥き方や簡単に食べられるレシピを紹介する「食べ方提案」を含めた企画を実施。今年2月には、廃棄の危機にあった兵庫県室津産の殻付き真牡蠣を実質1kg577円で販売したところ、600kg以上が12時間で完売。SNSでは、その新鮮さや美味しさに感動したという声が集まり、クックパッドマートはフィードバック機能を通じて、ユーザーの喜びの声を魚壱へ届けた。

(画像はクックパッド提供)
(ロジビズ・オンライン編集部)

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