ウクライナ侵攻受け、ロシアで「ユニクロ」事業を一時停止

ウクライナ侵攻受け、ロシアで「ユニクロ」事業を一時停止

ファーストリテ、営業継続から方針転換

ファーストリテイリングは3月10日、ロシアのウクライナ侵攻を受け、ロシアで「ユニクロ」事業を一時停止すると発表した。

同社は理由として「ロシアにおいても、私たちの使命の一環として、これまでユニクロの日常着を一般の人々に提供してきた。しかしながら、現在の紛争を取り巻く状況の変化や営業を継続する上でのさまざまな困難から、事業を一時停止する判断に至った」と説明している。

 
 

併せて、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)を通じて、人道支援のため1000万ドル(約110億円)の寄付と衣料20万点の提供を発表。さらに欧州で従業員有志が、ウクライナから近隣諸国に避難した人々に衣料を直接届ける活動を始めていることを明らかにした。

同社は2010年、ロシアに進出し、現在は約50店舗を運営しているほか、ECも展開している。ロシアのウクライナ侵攻後も営業を続けていたことに対し、日本などから非難する声が出ていた。

(藤原秀行)

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