モーダルシフト促進
NIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD)は3月24日、傘下の日本通運が列車編成の一部を貸し切りで輸送するブロックトレインサービス「NXトレイン」を3月14日に始めたと発表した。
NXHDグループは2037年の創立100周年に向けた長期ビジョン「持続的成長と企業価値向上のためのESG経営の確立」に基づき、顧客と連携してトラックから鉄道・船舶へ切り替えるモーダルシフトなどCO2排出削減に貢献する事業創出を図っている。
ドライバーの長時間拘束への規制が強化される「2024年問題」を受け、今後は長距離のトラック輸送がさらに難しくなると見込まれることから、鉄道貨物輸送の定時性、安全性という強みを最大限に活かし、2024年問題解消の一環としてモーダルシフトを一層促していきたい考え。
※以下、プレスリリースより引用(一部、編集部で修正)
【サービスの概要】
1.運転開始日 | 2022年3月14日 |
2.発着駅と時刻 | |
3.列車編成 | 全26両編成のうち12両 |
4.輸送内容 | 火薬類、廃棄物類、貴重品、ISOタンクコンテナを除く全ての品目 |
【サービスの特徴】
1.速達性 | 越谷~大阪・神戸・姫路間を翌日配達 |
2.独自性 | 越谷~神戸・姫路間は、日通だけの独自路線 |
3.広域対応性 | 発着エリアは、関東(長野・東京(一部を除く)・群馬・茨城・栃木・埼玉・千葉)、関西(京都・大阪・和歌山・兵庫、さらに岡山や鳥取、広島(一部))の広域に対応 |
4.輸送確保性 | 越谷~大阪・神戸・姫路間で往復計120個/日の輸送枠を確保 * 日曜・祝祭日、およびGW、お盆、正月は一部運休 |
(藤原秀行)※写真・図もプレスリリースより引用