自分で決めてみなよ。全員で受け止めるから──
上司の一言が私を変えた。美容業界からRPAマスターに
──以前は大手化粧品メーカーで勤務されていたのですね。華やかな業界から物流会社への転身、ギャップなどはありませんでしたか?
実は、大塚倉庫で派遣を始めたばかりの頃は、美容業界に戻りたい気持ちもありました。専門学校にも通い、ずっと勉強してきたので、自分の適性を決めつけていたのかもしれません。ただ、働いているうちに「この会社なんだかキラキラしている!」って思い始めたんですよね。若手社員がやりたいことを躊躇なく提案している姿を見て、生き生きしているなって。前職にも華やかさはもちろんありますけど、内面から出る輝きっていうのかな。それを大塚倉庫の社員からは感じました。この会社だったら、私でも裁量のある仕事を任せてもらえるかもしれないと。そこから物流やITの資格取得に励み、正社員として活躍できるよう必死に勉強しました。
──ランチ会が急きょ、採用面接になったとか。
かなり異例だったと思います(笑)。派遣として働いていたある日、経営トップとお話する機会がありました。日頃から物流業務の効率化について提案したいと思っていた私は、ランチ会でRPA(ロボティクス・プロセス・オートメーション)の話をしてみました。世間でRPAが出始めたばかりの頃で、導入事例もほぼありませんでした。すると、経営陣が興味を持ってくださり、なんと社長室でプレゼンをすることに。しかもそのプレゼンがそのまま正社員登用の面談になったんです!
ただのランチ会気分でお話をしていた私は、「噂のスピード感は本物だった」と思いましたね。かなり緊張しましたが、普段の仕事内容と提案が評価され……「うちは良いと思ったことに関しては即決だから」と正社員採用のお話をいただきました。すぐに「6カ月で全支店の業務を自動化する」という大きな課題を与えられました。トライ&エラーが続く中、やり切れるんだろうかという不安もありました。しかし、現地支店社員からの全面協力、経営層とのプレゼン会議など、全社一丸のサポート体制に背中を押されました。その頃ですかね、「全部自分で決めてみなよ」って言われて。嬉しかったですね──。
──現在は社内外のデジタル化のためRPA担当としてひとり全国を飛び回っているそうですね。
全支店の自動化が成功したのもつかの間、次はパートナー企業のデジタル化に着手することになったんです。私たちの目標は、物流業界全体の改革ですから、データ連携を行うために、パートナー企業の悩みをお聞きし、自動化を推進しています。一筋縄ではいかないことも多いですが、「次はこの業務を改善して欲しい」と言っていただけるようにまでなりました。経験のないゼロからのスタートでしたが、殻を破れたのは上司の何気ない一言でした。現場訪問と改善を重ねた私だからこそ、上司にだって納得できないことがあればとことん立ち向かいますよ──こんな自分を受け止めてくれるって、知っていますから。
大手化粧品メーカー勤務を経て、2018年大塚倉庫入社。2019年RPA推進プロジェクト、2020年パートナーのデジタル化推進プロジェクトに参画。社外の各拠点に長期滞在し、「強制ではなく、共生」の現場改善を目指す。
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