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DHL Express、持続可能な航空燃料調達で英BPやフィンランド・ネステと戦略的提携

DHL Express、持続可能な航空燃料調達で英BPやフィンランド・ネステと戦略的提携

5年で8億リットル超、過去最大規模の契約

DHLグループのDHL Expressは3月25日、航空輸送分野の脱炭素化と持続可能性の向上を図るため、廃油や植物などから製造するSAF(持続可能な航空燃料)の調達へ英BP、フィンランド・ネステのエネルギー大手2社と新たな戦略的提携を締結したと発表した。

両社は今後5年間で8億リットル超のSAFをDHL Expressに提供する。今回の新契約は航空輸送分野で締結されたSAF契約でも過去最大規模になるという。


提携に署名したBPのマーティン・トムセン・シニアバイスプレジデント(左)とDHLグループのフランク・アッペルCEO


ネステ再生可能エネルギー部門のトーステン・ランゲ・エグゼクティブ・バイス・プレジデント(左)

両社との契約により、DHL Expressは既に発表済みの米サンフランシスコ、英イーストミッドランド、オランダ・アムステルダムの各空港におけるSAF供給の取り組みと合わせて、2026年までに航空燃料のSAF混合率を1割まで高めるとのDHL Expressの目標を50%以上達成できることになる。

DHLは今回の戦略的提携で、航空燃料のライフサイクル全体で約200万トンのCO2排出量削減につながるとみており、乗用車約40万台分の年間温室効果ガス排出量に相当すると試算している。

DHL Expressは世界220の国・地域をカバーするグローバルネットワークを通じ、年間4億8000万件以上の緊急書類や貨物を輸送。8億リットルの燃料使用はボーイング777型機で米国シンシナティ~独ライプチヒ間を約12年間、年間1000便のSAF100%運航をすることに値する。DHL Expressは合計で1万2000便のカーボンニュートラルな長距離路線飛行を実現できると説明している。

ドイツポストDHLグループのフランク・アッペルCEO(最高経営責任者)は「BP社およびネステ社との画期的なSAF契約は航空業界における重要な一歩であり、当社のサステナビリティロードマップのフレームワークの有効性を証明する。SAFの利用は現在利用可能な航空機種にとって、航空燃料のライフサイクルにおけるCO2排出量を削減する最も有効な手段の一つ」と意義をアピールしている。

(藤原秀行)※写真はいずれもDHL Express提供

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