リコール費用や税優遇追加納付で特損計上へ
日野自動車は3月29日、2022年3月期の連結業績予想を下方修正すると発表した。
売上高は従来の1兆4600億円から1兆4200億円(21年3月期実績1兆4984億円)、営業利益は540億円から320億円(同122億5000万円)、当期純損益は150億円の黒字から540億円の赤字(同74億8900万円の赤字)に引き下げた。
トラックやバス向けエンジンの排気ガスや燃費性能のデータを不正に改ざん、国に報告していた問題をめぐり、出荷停止で収益が悪化。当該エンジンを搭載した車両のリコールや税優遇されていた分の追加納付に関する費用で特別損失を計上することなども響くとみている。
(藤原秀行)