紙おむつや生理用品などの衛生用品、22~25年度でパレタイズ実現

紙おむつや生理用品などの衛生用品、22~25年度でパレタイズ実現

国交省と関係業界が行動計画策定、積載効率化へ外装サイズ最適化も推進

国土交通省は4月18日、トラックドライバー不足の深刻化や長時間労働規制強化を踏まえ、紙おむつや生理用品など衛生用品の物流を今後も持続させていくため、パレットの利用など業務効率化を促進するアクションプラン(行動計画)を公表した。

アクションプランは衛生用品分野に関し「重量が軽い、いわゆる容積勝ちの品目であることから、手荷役によるばら積みが多く、早急に荷役時間の改善が求められる」と指摘。業務の生産性向上へ、T11型(1100ミリメートル×1100ミリメートル)のパレットを導入することを明示。併せて、積載効率を高めるため、T11型パレットに最大限商品を積めるよう外装サイズを最適化する「DFL(Design For Logistics)」を進めることも打ち出した。

アクションプランは国交省と有識者、衛生用品メーカー、パレットメーカーなどが研究会で議論を続けてきた内容を取りまとめた。T11型パレットは2022~23年度にまず荷量が多い品目で導入を進め、24~25年度にその他の品目へ広げていく流れを想定。22~25年度にDFLを順次展開していくことも盛り込んだ。

併せて、パレタイズを加速させるため、国交省など行政が中心となり、物流総合効率化法の枠組みに基づく事業者への支援・表彰制度を活用することも打ち出した。

(藤原秀行)

アクションプランはコチラから(国交省ホームページ)

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