1.1万㎡、アジア最大規模に
UPSジャパンは4月25日、東京都江東区新木場の物流拠点「UPS新木場集配センター」の施設を拡張リニューアルしたと発表した。
4月21日に同施設でセレモニーを開催した際にも公表していたが、拠点の機能をあらためて発表した。
同施設はプロロジスが開発した物流施設「プロロジスパーク東京新木場」に入居している。延べ床面積は1万741平方メートル。従来は1階に集配センターと倉庫(上屋)を配置していたが、4階に集配センターを移した上で、集配センターと倉庫の面積をいずれも2倍に広げており、地域の集荷・配送業務として利用する「センター」機能を有するUPS施設としてはアジア最大規模になった。
貨物取り扱い能力を増強し、新型コロナウイルス禍からの物流量回復や旺盛な越境EC需要などへの対応に加え、東日本エリアの営業強化につなげるのが狙い。
首都高速道路湾岸線の新木場ICから1.4キロメートルで、首都圏など広域をカバーできるのが強み。リードタイムの短縮が求められる空港貨物を扱う上でも競争力があるとみている。
セレモニーで抱負を述べるUPSジャパンの西原哲夫社長(中央、同社提供)
<UPS新木場集配センター概要>
施設名:UPS新木場集配センター
住所:東京都江東区新木場1-12-10 プロロジスパーク東京新木場
延べ床面積:10,741㎡
1階 上屋スペース 4,816㎡
1階 オフィス 725㎡
4階 集配センター 4,460㎡
4階 オフィス 740㎡
(藤原秀行)