福岡運輸、大阪・茨木で3.25万tの新たな配送センター竣工

福岡運輸、大阪・茨木で3.25万tの新たな配送センター竣工

関西4カ所目、初の内陸エリア立地

福岡運輸ホールディングス(HD)は5月10日、傘下の福岡運輸が大阪府茨木市で建設を進めていた新たな拠点「福岡運輸大阪茨木配送センター」が竣工したと発表した。

新センターは自社の冷凍・冷蔵倉庫としてはグループ最大規模で、関西では兵庫県鳴尾浜、尼崎、西宮に次いで4カ所目の冷蔵庫となる。

新センターは初めてCO2冷凍機を採用したほか、倉庫屋上全面に太陽光パネルを設置、環境負荷低減に注力している。外気流入を防ぐため、自社開発した接車バースを取り付けて温度管理を徹底、物流サービスの質向上を図る。

関西はこれまで大阪湾岸エリアを中心に拠点を整備してきた。新センターは初めて内陸型のTC(通過型)とDC(在庫型)の両機能を持った冷凍・冷蔵倉庫となる。新名神高速道路の茨木手提寺ICから約2キロメートルで、関西の広域をカバーできると見込む。

新センター開設に伴い、旧来の南港物流センターは閉鎖する。

新センターの概要
【所在地】大阪府茨木市彩都はなだ2-1-3
【倉庫スペック】
《面積》
 敷地面積  24,340㎡
 延べ床面積 14,280㎡
《有効トン数》
 F庫 6,550トン
 FC庫 9,901トン
 C庫 16,068トン
《温度帯》-25°C~+5°C
《バース数》32バース
《構造》鉄骨造3階建

(藤原秀行)※写真はプレスリリースより引用

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