自律制御技術を応用、新たな活用方法確立目指す
ACSLは5月13日、宇都宮大学発でロボット開発を手掛けるベンチャーのアイ・イート（宇都宮市）と資本・業務提携すると発表した。
ACSLがアイ・イートの第三者割当増資を引き受け、発行済み株式の40％相当分を5000万円で取得する。
ACSLは中期経営方針「ACSL Accelerate 2022」で、事業戦略の柱の1つに独自開発している自律制御システムをドローン分野以外に展開していくことを掲げており、「持続可能なグローバル・メーカー」へ進化することを目指している。
ACSLの自律制御システムと、アイ・イートの地上走行ロボットを組み合わせ、運搬や農業などの領域でより付加価値の高いロボットの活用方法を確立していきたい考え。
アイ・イートは2016年にロボット関連事業を開始。主に農業支援ロボットなど地上走行ロボットの開発、生産、販売を行っており、自律移動技術や人追従技術を持つ。16年の第7回ロボット大賞で、自走式のイチゴ収穫ロボットが文部科学省大臣賞を受賞した。
（ACSL提供）
（藤原秀行）
