WebKIT成約運賃、4月は前年比で10カ月連続プラス

WebKIT成約運賃、4月は前年比で10カ月連続プラス

求車登録件数は36.7%増、コロナ禍から回復傾向

全日本トラック協会(全ト協)と日本貨物運送協同組合連合会が5月11日発表した求荷求車情報ネットワーク「WebKIT」の稼働状況によると、4月末時点の荷物情報(求車登録)件数は前年同月比36.7%増の12万8190だった。

2019年5月以来、21年1月末まで前年水準を割り込んできた後は、同2月から15カ月続けてプラスを記録。新型コロナウイルスの感染拡大で大きく落ち込んでからの回復傾向が続いていることをうかがわせた。

ただ、情報件数自体はコロナ禍が本格化する前の19年4月(16万1128)には達していない。

19年は豪雨で鉄道貨物輸送がストップして件数が急増した18年からの反動が件数減少の主因。20年以降の件数激減はコロナ禍による国内外の経済情勢悪化が響いた。

一方、4月の求車成約件数は0.9%減の2万4058で、7カ月続けて前年を割り込んだ。

4月の成約運賃指数(10年4月=100)は120で、前月比で3ポイント下落、前年同月比では4ポイント上昇した。前年同月比では21年7月から10カ月連続のプラスとなった。

(藤原秀行)

詳細はコチラから(全ト協ホームページ)

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