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「我慢する自分」 からの脱却
強くしなやかに生きていく

大塚倉庫株式会社

──大塚倉庫に入社以降、旦那さまが2度も倒れたと伺いました。
1度目は息子が小学生、2度目は高校生の頃でした。人生には色んなことがありますよね。主人が倒れたことはこれまでを振り返ってもかなり苦しい出来事でした。前職で「育休からいつ戻れるの?」「2人目は計画出産してね」とライフプランに関してプレッシャーをかけられたこともあったので、主人が倒れた時には会社を辞めることさえ覚悟しました。長期休暇なんて取れないと。

ですが、大塚倉庫に入社してすぐに経営者が替わって、制度や風土が激変していたこともあり、意を決して上司に相談してみました。すると1度目も2度目も、「家庭の事を最優先してください!」と即答。トップ自らスピーディーに対応してくれました。そのおかげで休暇や面会の時間をスムーズに取ることができました。生活がどうなるか分からない状況で「安心して仕事を続けられる」ことは本当にありがたかったです。

──社風の激変でご自身にも変化はありましたか。
私の人生に大きな影響を与えてくれました。兄と妹に挟まれて育ったせいか、幼い頃から「やりたいこと」「言いたいこと」を我慢するところがありました。自分らしくない選択をずっと続けてきました。そんな「我慢する自分」から脱却できたのは、大塚倉庫の風通し良さと、任せてもらえる環境のおかげだと思います。上司からはいつも「なりたい自分になりきってみることだよ」と言われています。今の自分より1つ上の仕事をする際にはこの言葉を言い聞かせています。

受注センター長になった時はまさにそう。大塚倉庫では受注のデジタル化が今では当たり前になりましたが、ここに至るまでには相当な苦労がありました。サプライチェーン全体の協力がなければ受注のデジタル化は実現できません。とはいえ、電話やFAX受注をやめて、商習慣を変えようというわけですから、批判的なご意見もいただきました。その度に、物流業界で先陣を切ることの意義や、あるべき姿を問い続けてきました。労働人口が減っていく中で物流の最適化は不可欠なことであり、まずは大塚倉庫が挑戦しなければという想いでした。

──さらに挑戦したいことはありますか。
デジタル化によって、「こんな便利な世界があるんですね」という感動をBtoBの物流業界に広めていきたい。弊社の取引先には小さな問屋さんがあり、年配の方もたくさんいらっしゃいますが、私たちが提案した仕組みでスマートフォンを使いこなして、場所や時間にとらわれずに発注したり配送ステータスを確認したりしています。数年前には想像もつかなかった光景ですよね。

そうやって働く人たちの環境が改善されていくことが今の私の励みになっています。今はまだすべての取引先さまが当社の仕組みを利用されているわけではありません。しかし、このデジタル化の波を広めていくことで、そうした景色をもっとたくさん作っていけると考えています。「恩返し」というとおこがましいかもしれませんが、今度は私が「働く人を支えたい」と、どこかで思っているのかもしれません。私が自分の殻を破って人生を豊かなものにして、家族とともに生活ができたように。

石田美恵 受注センター長
大手OA機器メーカーに14年 勤務。育休取得後、大塚倉庫に契約社員として入社。現在は受注センター長を務める。

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大塚倉庫株式会社
〒104-0053 東京都中央区晴海4-7-4 CROSS DOCK HARUMI
お問い合わせ先 総務人事部
TEL:03-5843-2010 MAIL:owh_jinji@otsuka.jp
HP:https://www.otsukawh.co.jp/


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