国内唯一の航空機整備専業会社MRO JapanがNCAと提携、貨物機領域に進出

国内唯一の航空機整備専業会社MRO JapanがNCAと提携、貨物機領域に進出

成田空港で機器点検など担当、事業拡大図る

国内で唯一、航空機整備を専門に手掛けているMRO Japan(那覇市)は1月11日、日本貨物航空(NCA)と業務提携したと発表した。1月10日付でボーイング747-BF型機の整備に関する基本契約を締結した。

MROはANAホールディングスやジャムコ、三菱重工業、沖縄振興開発金融公庫、沖縄の地銀3行、沖縄電力が出資し、2015年6月に発足。那覇空港に拠点を置き、事業展開している。既に航空・海上自衛隊やスカイマークなどから業務を受託しており、NCAとも取引関係がある。

MROは従来、旅客機や小型機の整備がメーンだったが、NCAとタッグを組み、大型の貨物機整備にも乗り出す。今後はNCAがベースとしている成田空港でMROが定期的に機器の点検などを担う。


那覇空港で調印したNCAの小堀寿亮専務取締役(左)とMRO Japanの高橋隆司社長(プレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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