大成建設が私募リート組成へ、物流施設も有力投資対象か

大成建設が私募リート組成へ、物流施設も有力投資対象か

23年中めど、再開発事業などで取得した案件を組み入れ

大成建設は6月3日、2023年中をめどに私募リートを組成すると発表した。保有している不動産をポートフォリオに組み入れ、安定した収益の獲得を目指す。

対象とするアセットの種類は詳細を開示していないが、同社が強みを持つ市街地再開発事業や大型開発案件で取得した物件を運用する予定。オフィスビルやマンション、物流施設などが有力な投資対象候補になるとみられる。

5月に資産運用を手掛ける大成不動産投資顧問を立ち上げた。大成建設が6割、子会社の大成有楽不動産などが4割を出資している。私募リートの資産規模は中長期的に1000億円を目指すもよう。

(藤原秀行)

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