FaroStarと連携、将来の物流など利用拡大備え安全技術確立目指す
東日本高速道路(NEXCO東日本)は6月3日、ドローン関連技術の開発などを手掛けるFaroStar(ファーロスター、東京都新宿区四谷三栄町)と連携し、福島県南相馬市でドローンの自動衝突回避システムの実証実験を行ったと発表した。
NEXCO東日本が実施していた、スタートアップ支援のためのアクセラレータープログラム「ドラぷらイノベーションラボ」の一環として行った。両社は将来の物流などでのドローン利用拡大をにらみ、安全技術の確立を目指す。
実験は5月18、19日に同市の常磐自動車道の南相馬鹿島SA付近にあるセデッテかしま東側森林で行った。ACSL製の国産ドローンに、FaroStarが開発した衝突防止自動管制技術「AURORA(オーロラ)」を搭載。自動飛行中の実機ドローンに、別のドローンを接近させ、自動で衝突を回避できるかどうかを検証した。
高度30~50メートル、延長700メートルの飛行経路で4回トライし、全て衝突を回避できたという。
自動飛行中(右側奥)のドローンが別のドローン(左側手前)との衝突を回避する様子
衝突防止自動管制技術の概要(いずれもプレスリリースより引用)
(藤原秀行)