需要増に対応
ベンチャーキャピタルのi-nest capital（アイ・ネスト・キャピタル）は6月13日、運営している投資ファンドを通じ、単発のアルバイト紹介のウェブサイト「Sukima Works (スキマワークス)」を運営しているスキマワークスに対して3回目の投資を行ったと発表した。具体的な投資額は開示していない。
スキマワークス社は「働くの不合理をフェアにする」をミッションに掲げ、スキマワークスのサイトで物流・飲食業界に特化したスポット求人を提供。単発、短時間、短期間で働きたいギグワーカーと、必要な時に必要な分だけ労働力を確保したい事業者との間を仲介している。
従来のギグワークは業務委託型で雇用契約が発生しないため、労働関連の法律が適用されず、長時間労働や欠勤などの問題も双方の自己責任というリスクになるのが課題だった。スキマワークスはトラブルを回避するため、企業もワーカーも安心・安全に働けるようマッチングと同時に雇用契約を締結する仕組みを構築した。
スキマワークスは今回の追加投資で調達した資金を、サービス実現に向け、プロダクト開発の人件費、広告宣伝費、ガバナンスの体制強化へ投じる予定。マッチングサービスの利用増を見込んでいる。
（藤原秀行）※いずれもi-nest capital提供
