第1弾は販促物・副資材対象、発送指示迅速化など実現
ソフトバンクグループでIT関連製品の製造・流通・販売を手掛けるSB C&Sの物流子会社、SBフレームワークスは6月15日、物流業務を軸にして、周辺のビジネス課題の解決にも貢献するサービス「もの・ことロジ」を6月20日に始めると発表した。
「もの」の流れ(物流)と、その周辺で発生する「こと」の流れ(業務プロセスと情報の流れ)を俯瞰することでオペレーションに潜む無駄を定量的に特定。ビジネスの効率化を支援するBPO(企業の間接業務受託)型課題解決サービスと位置付けている。
単に物流業務を担うだけでなく、その実践を通して見えてくる様々なファクトと、顧客企業側で起きている「こと」にまつわる情報を総合的に把握・分析し、収益性の改善や無駄の低減への貢献を狙う。
第1弾として、販促物や副資材を扱うサービスを開始する。企業の販促部門は販促物の各拠点への配賦や在庫管理などのノンコア業務に時間を割かれ、販売促進というコア業務に集中できないといった課題を抱えている。もの・ことロジは販促物などの配賦に関わる業務の効率化に加え、拠点ごとの配賦量の算出や制作数量の最適化など、「こと」の領域も支援し、ビジネス課題の解決をサポートする。
同社が開発したWEBツールを使うことで、インターネットショッピングをする感覚で発送指示が完了。同社が預かっている在庫数や出荷履歴などもワンクリックで確認できる。
(いずれもSBフレームワークス提供)
販促物が足りなくなった場合でも、WEBツールから簡単に追加依頼が可能で、スマートフォンにも対応。WEBツールに蓄積されていく拠点別配賦量のデータに基づき、新たな販促物・副資材の制作に当たっての最適数量の算出を支援する。
サイズの大小を問わず、展示会に出展する際の展示品や販促物の搬入出にも迅速に対応。SBフレームワークスの物流倉庫は、東京ビッグサイトから車で10分の場所に位置している。
(藤原秀行)