フラッシュオーバー発生、近隣の別拠点が一部破損
茨城県阿見町のSBSフレック物流拠点「阿見第二物流センター」で6月30日に起きた火災は、火災から2日以上経過した7月2日夜時点でも鎮火に至っていない。
地元の消防当局が消火作業を続けているが、関係者によると、建物内の断熱材のウレタンが燃えているため作業が難航しており、鎮火は7月4日の週明け以降になる可能性が大きくなっている。
SBSフレック親会社のSBSホールディングスによると、同拠点は7月2日午前6時40分ごろ、フラッシュオーバー(爆発的な燃焼)が発生。けが人は出ていないものの、近隣の「阿見第一物流センター」のバース4カ所が破損、壁にも焦げが生じた。第一物流センターへの延焼は確認されていない。
阿見第二物流センターの従業員は全員無事を確認している。火災発生時に工事関係者1人がのどの痛みを訴え、病院に搬送されたが、既に退院し回復に向かっているという。
SBSHDは「代替拠点の提案を含め、各取引先と協議対応中」と説明している。出火原因は鎮火後に消防当局が調査を始める見通し。
(藤原秀行)