運輸デジタルビジネス協議会、中小事業者のDX化支援する新組織設立

運輸デジタルビジネス協議会、中小事業者のDX化支援する新組織設立

車両動態管理プラットフォームを積極展開

運輸デジタルビジネス協議会(TDBC)は7月4日、中小運輸事業者の業務DX化を後押しするため、新たな組織「一般社団法人サスティナビリティ・DX推進協議会」(SDXC)を設立したと発表した。

TDBCが展開してきた、ドラックの動態管理プラットフォーム構築の取り組みが経済産業省の補助金事業に採択され、TDBC会員事業者を中心に30社以上の中小運輸事業者の協力を得て、動態管理プラットフォームの事業計画書策定と実証実験を行った。

その際、「中小企業のビジネスモデル構築・事業計画書策定のための支援プログラム」の開発および30社を超える中小運輸事業者の事業計画書策定についてはTDBC会員の中小企業診断士が中心となり展開した。SDXCはその参画メンバーが核となり、支援プログラムを社会実装するための支援機関として運営することにした。


(TDBC提供)

TDBCは既に動態管理プラットフォームの社会実装のためのサービス提供事業会社として、今年1月に「traevo(トラエボ)」を設立。TDBC会員企業からの出資によるJV(合弁事業会社)化を4月13日に実施済み。

今後、TDBCとしては「動態管理プラットフォーム」、「支援プログラム」やTDBC認定ソリューション、サポート会員の各種ソリューション、TDBC活動成果などの中小運輸事業者への提案や導入支援、およびこれらを活用したDXの実践、事業改革、個別課題の解決などをSDXCと連携して実践していく予定。

概要はTDBCが7月7日にオンラインで開催する成果発表会「TDBC Forum 2022」でも紹介する。

(藤原秀行)

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