医薬品の「保管」「輸送」分野で連携、より高度な管理可能に
三井倉庫ホールディングス(HD)と医薬品運送を手掛けるP・J・Dネットワークは7月21日、医療用医薬品の物流における戦略的パートナーシップの協定を締結すると発表した。
2018年1月、厚生労働省が「医薬品の適正流通(GDP)ガイドライン」を公表。製造工程における品質管理などを定めたGMPに加え、医薬品の流通過程における品質管理や流通経路の管理に関わる業務の画一性を推進することが求められている。
P・J・Dネットワークの持つ輸送時の温度や流通経路などに対するGDP準拠の管理体制や全国を網羅した医薬品専用の共同輸配送ネットワークと、三井倉庫HDが東西に展開するBCPや環境負荷低減にも資する高機能の専用施設および製造業許可の下、GMPに準拠して提供する高品質なオペレーションを戦略的に組み合わせることで、今後ますます厳密な品質管理が求められる医療分野の様々な領域に対して高度な管理体制を継続的に整備し、取引先の事業拡大貢献を目指す。
(藤原秀行)