実験場や商談も、幅広い業種に利用働き掛け
IHIは7月21日、グループのIHI物流産業システム(ILM)が、横浜市のIHI横浜事業所の敷地内に、3次元ピッキングシステム「SKYPOD」(スカイポッド)の技術開発拠点・体験型ショールーム「横浜ロジラボ」を開設したと発表した。
開所式の様子
SKYPODは物流センターや製造工場内に設置した保管ラックからロボットが自動走行し、対象商品を作業者の場所まで搬送する。フランスで物流ロボット開発などを手掛けるスタートアップのExotec Solutions(エクゾテックソリューションズ)が開発・製造・販売を手掛けている。日本では「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングが採用したことで知られる。
「横浜ロジラボ」は技術改良のための実験場と、ユーザーが実際にシステムの効果を体感できるショールームの両方の機能を備えている。商談スペースとしても利用可能。
AIを活用した、段ボールケースなどの荷積み・荷卸しを自動で行う「IHIパレタイズ/デパレタイズシステム」のロボットシステムも「横浜ロジラボ」隣接スペースに展示、紹介している。実際に稼働する様子も見学することが可能。
ILMは既に日本国内で本システムを3カ所受注済み。今後もインターネット通販など多様な業種の顧客に販売していく構え。
設備操縦およびピッキング作業(いずれもIHI提供)
【施設概要】
名称:横浜ロジラボ
所在地:神奈川県横浜市磯子区新中原町1
ホームページ:https://ihi-logistics.com
※ILMの製品動画は下記YouTubeチャネルでも確認可能
https://www.youtube.com/channel/UC3bnQ8Its7bznBRpc9f-d8g
設備概要:
・設置面積:11m(L)x9m(W)x6m(H)
・システム概要:2列x13段x6アイル=156棚
見学申込方法:事前予約制
(藤原秀行)