フレクト、車両運行業務最適化サービス「Cariot」に「運転報告」機能を追加

フレクト、車両運行業務最適化サービス「Cariot」に「運転報告」機能を追加

手間煩雑な“紙の日報”不要、知りたい情報へのアクセス容易に

フレクトは8月19日、クラウドベースの車両運行業務最適化サービス「Cariot(キャリオット)」で、車両の走行データと業務活動データを活用してドライバーの正確な運転実績が一目で把握できる新機能「運転報告」を追加したと発表した。

紙ベースの運転日報は手書きでの作成、紙の回収、エクセルファイルへの入力、報告内容の整合性チェック、経営マネジメント向けの報告書への集計作業など手間が煩雑で、ドライバーと管理者の作業負荷がともに大きいことが課題だった。併せて、業務活動や経費、乗車時間(勤務時間)など報告内容の正確さを確認することが困難なため、従業員や委託先への支払い、顧客への請求においても問題があった。

Cariotでは既に車両の走行データに蓄積された運転時間、走行距離、訪問件数や滞在時間などの情報を基に運転日報を作成する機能を提供している。新機能は”紙の日報を無くす”を開発テーマに設定し、業務上必要なデータをデジタルに集約して1日の運転報告をスムーズに作成・収集・集計できるようにした。

「運転報告」を活用すればドライバーが運転するだけで、運転時間、走行距離、訪問件数や滞在時間、駐停車などの時間、位置情報を自動で記録。1日単位で業務活動をタイムライン(時系列)に集約する。地図上でも走行軌跡をグラフィカルに表示することで高い視認性を提供できる。

スマートフォンユーザーは、業務活動のステータス(移動や配送、休憩といった状態)の登録や、企業で必要な任意の活動項目を記録できるため、顧客ごとに詳細な業務活動を確認することが可能。日付、支店、部署、ドライバーの単位で検索ができるため、知りたい情報へのアクセスが容易になると見込む。

これにより、安全運転管理者に求められる運転日報の項目に加えて、企業で必要とする業務活動の詳細データをデジタルで一元的に管理できるようになり、運転報告に関連する作業負荷の軽減と、車両の走行実績に照らした報告内容の整合性チェックを効率的に行うことができます。

■「運転報告」の利用イメージ
事例:ドライバーによる運転報告書の作成と、管理者の自部署における運転報告書の確認

【ドライバー】
1. Cariotモバイルアプリを起動し、いつも通りに業務開始
2. 訪問先での作業内容や納品情報などの活動をCariotモバイルアプリに記録

【管理者】
1. Cariotの運転報告を開き、自部署で検索
2. 一覧から対象のドライバーを選んで、詳細画面へ

3. 個社の訪問活動の詳細をチェックする

(藤原秀行)※写真はいずれもフレクト提供

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