東大発AIベンチャーのTRUST SMITH、複数のAGVを最適制御可能な技術の提供開始

東大発AIベンチャーのTRUST SMITH、複数のAGVを最適制御可能な技術の提供開始

大規模工場の場内物流効率が最大1.5倍に

AI・ロボティクス技術を活用したソリューションを提供する東京大学発のベンチャーTRUST SMITH(トラストスミス)は9月27日、独立研究機関「Black Stone Algorithm Institute」(ブラックストーン・アルゴリズム・インスティテュート、BSAI)を設立したと発表した。

数台から1000台に及ぶ規模のAGV(無人搬送ロボット)の最適制御を実現する独自の技術「PYUTHIA」の提供を開始した。工場や倉庫内でAGV同士が衝突しない経路を計算するのに加え、最短で搬送可能なルートを導き出し、AGVが通るコースの長さを最適化する。

同社はPYUTHIAを生かすことで、大規模工場の場内物流の効率が最大1.5倍になると見込む。


最適化を行わない場合のAGVの動き


Black Stone Algorithmの群制御アルゴリズムで最適化した場合のAGVの動き

(藤原秀行)※いずれもTRUST SMITH提供

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